Oracle SUN SPARC Server T8-2 およびサーバーアクセサリ

ソフトウェア イン シリコン技術は、マイクロプロセッサとサーバ設計における画期的な進歩であり、データベースとアプリケーションをこれまでにないセキュリティと信頼性でより高速に実行できるようにします。現在第 2 世代となったこの革新的なソフトウェア イン シリコン設計には、SPARC M8 プロセッサ シリコンに直接設計された Data Analytics Accelerator (DAX) エンジンが含まれており、Oracle Database 12c の Oracle Database In-Memory で使用されるような SQL プリミティブを処理できます。DAX ユニットは、オープン API を使用して、データ ストリームで動作する Java アプリケーションでも利用できます。アクセラレータは、プロセッサの非常に高いメモリ帯域幅を利用して、メモリのフル スピードでデータを操作します。これにより、インメモリ クエリと分析操作が大幅に高速化され、プロセッサ コアは他の有用な作業に解放されます。さらに、DAX ユニットは圧縮データをオンザフライで処理できるため、より大きなデータベースをメモリに保持したり、特定のデータベース サイズに対して構成する必要のあるサーバ メモリを少なくしたりできます。最後に、SPARC M8 プロセッサでは Oracle Numbers ユニットが導入され、浮動小数点データを含む Oracle Database 操作が大幅に高速化されます。結果について考えてみましょう。サーバーの使用率を大幅に増加させたり、OLTP 操作に影響を与えたりすることなく、データのサイズよりもはるかに少ないメモリを使用して、データベース上で高速なインメモリ分析を実行できます。

SPARC M8 プロセッサの Silicon Secured Memory 機能は、メモリへのソフトウェア アクセスをハードウェアで監視することにより、アプリケーション データに対する無効な操作を検出して防止する機能を提供します。これにより、マルウェアがバッファ オーバーフローなどのソフトウェアの脆弱性を悪用するのを阻止できます。Silicon Secured Memory のハードウェア アプローチは、従来のソフトウェア ベースの検出ツールよりもはるかに高速であるため、パフォーマンスに大きな影響を与えることなく、実稼働環境でセキュリティ チェックを実行できます。さらに、各プロセッサ コアには業界最速の暗号化アクセラレーションが搭載されているため、IT 組織はパフォーマンスへの影響をほぼゼロに抑えて、エンドツーエンドのデータ暗号化と安全なトランザクションを提供できます。要約すると、ハードウェアへの追加投資なしで、デフォルトでデータ保護と暗号化セキュリティを簡単に有効化できます。